年間2000人以上担当する現役美容師が、髪の毛の紫外線対策をまとめました。
こういった紫外線についてのお悩みを解決していきます。
- どうやったら髪の毛を紫外線から守れるの?
- 紫外線にあたると、髪の毛がなんでダメージするの?
- 紫外線にあたってしまったらどうしたらいいの?
紫外線を避ける為の必須アイテム3選
真夏に外に出かけると、気になるのが紫外線。紫外線にあたると、お肌も焼けるし髪の毛にもかなり悪影響を及ぼします。せっかくキレイいに染めたカラーリングの褪色や、紫外線の熱による髪の毛のダメージ…そこで、お出かけ前に、髪の毛を紫外線から守る為の必須アイテム3選をご紹介します。
帽子
太陽の紫外線で一番強くあたるところは髪の毛です。髪の毛を紫外線から守るのに一番効果があるのは帽子です。とくに黒髪の方は直射日光にあたると、髪の毛の中で熱を持ち、熱中症になりやすくなるのでご注意ください。帽子の選び方は、髪の毛を紫外線から守れるようにツバがあるものや、大きいものをオススメします。
日傘
どうしても帽子を被りたくない方や、自分には似合わないと思っている方にオススメなアイテムが日傘です。日傘は、陰を作ってくれて直射日光を避けることができます。日傘選びで気になるのが、『遮光率』や『遮熱率』の数値。よく遮光率99%以上と表記されているものがあります。この表記はあくまでも、布地だけの性能で、照り返しや縫い目からの光の漏れなどは含まれていないので、あくまで目安として捉えましょう。
日傘のデメリットとは照り返しです。地面のアスファルトからの反射で傘の中で日焼けすることがあります。なので傘の裏地の色は、あまり光を反射させない濃い色を選ぶと照り返しを防げます。白や明るい色などは反射しやすく、照り返しを受けやすいのであまりオススメはできません。以上のことを注意して、軽くて高機能な日傘選びをオススメします。
UVスプレー
出かける前に忘れてはいけないアイテムが髪の毛のUVスプレー。最近ではトリートメントの中にも、UVをカットしてくれるアイテムもあります。帽子をかぶるにしても、日傘をするにしても出かける前には、髪の毛にスプレーすることで紫外線から守ってくれます。
UVスプレーを選ぶときによく見かけるのが、『SPF』と『PA』という表記。この表記について解説していきます。
SPFとは
「Sun Protection Factor」の略で、UV-Bを防ぐ指数です。SPFの後につく数値は、この商品を使った場合と、何も付けずに紫外線を受けた場合とで何倍の紫外線から耐えられるかを数値化したものです。よくSPFの数値は紫外線から守ってくれる時間と思われている方も多いので、時間ではなく紫外線の量を表しているのでご注意ください。SPF50を使われている方は、日焼けどめを何も塗っていない方の50倍の紫外線を受けるとUV-Bによる日焼けがスタートします。SPFの数値の中では50+と表記してあるものもありますが、この表記はSPFの数値が50以上ふくまれれていることを表します。50に比べて、より強い紫外線から守ってくれます。
PAとは
Protection Grade of UVA」の略で、UV-Aを防ぐ指数です。PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほどUV-Aから守ってくれます。UVAは雲や窓を通り抜けて入ってくる性質があるので、室内でも紫外線対策は必要です。
普段の日常生活でのお買い物や散歩などでは、SPF、PAは数値が少し低めでも大丈夫ですが、海やプールなどの炎天下のレジャー時は数値が高めなもの選ぶことをオススメします。
長時間のお出かけの時は必ずUVスプレーを持参しましょう。汗をかいたりすると流れ落ちたりする為、2〜3時間おきには髪の毛にスプレーすることをオススメします。
紫外線にあたると髪はどうなるの?
髪の毛はお顔に比べて紫外線がすごく受けやすく、なんと5倍もの紫外線を受けるとも言われています。とくに注意してほしいのが、プールや海で髪の毛が濡れた状態で紫外線にあたると、さらに髪の毛のダメージは膨らみます。塩素や海水によるダメージもですが、プラス髪の毛の中で酸化が起きて、酸化が原因で髪の毛のカラーが褪色して色味が抜けてしまいます。髪の毛の内部にはお肌と同じようにメラニンがあり紫外線を多少は吸収できます。ただし髪の毛の表面のキューティクルの部分は、メラニンが存在しません。そのため紫外線のダメージは、髪の毛の内部より外部の方がダメージを受けやすくなります。キューティクルがダメージすると、手触りが変わり、『パサパサ』、『ゴワゴワ』などの症状がでます。せっかくキレイにしてる大切な髪の毛を維持するためには、紫外線対策はお肌と同時に髪に毛にも必要な事になります。
紫外線に浴びた後にやるべき行動は?
紫外線対策をしっかりしても、なかなか完璧には紫外線から髪の毛を守ることは難しいです。そこで紫外線を浴びた後の、アフターケアについてやるべき3つの行動を解説していきます。アフターケアは早ければ早いほうが、効果がでます。
シャンプー
プールや海などで髪の毛が濡れた場合はお早めにシャンプーで海水や塩素を洗ってください。シャンプーは洗浄力が優しいアミノ酸系や、オーガニック系のシャンプーがオススメです。お湯の温度も人肌ぐらいがベストですね。36度ぐらいのぬるま湯で、しっかりすすぎシャンプーをします。頭皮は日焼けで敏感になっているので、優しくマッサージするぐらいで洗いましょう。
マッサージ
紫外線の影響で髪の毛や頭皮は酸化されます。酸化すると細胞が働かなくなるので、優しく頭皮マッサージをしましょう。頭皮は日焼けで熱がこもっているので、冷えたタオルを巻きつけて、クールダウンしながマッサージするのもオススメです。
保湿
紫外線に当たりすぎると、髪の毛がパサついたり乾燥しやすくなります。いつもよりしっとりするトリートメントを毛先にしっかりと馴染ませましょう。ドライヤーで乾かす時もオイルなど付けて早めにドライヤーで乾かしましょう。夏場で濡れた髪の状態で放置されている方も多いとは思いますが、濡れているとキューティクルがひらいて、とてもデリケートな状態になっています。早めに乾かしてキューティクルをしっかりと閉じた状態にしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?紫外線対策はお肌と同じくらいしっかりと対策が必要です。せっかくキレイにカラーリングしたり、髪の毛をキレイにケアされていても紫外線対策していなければ、ダメージが進みストレスになります。しっかりとして対策をして紫外線から髪の毛を守りましょう。
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